アナフィラキシーとは、人や他の哺乳類で認められる、急性の全身性かつ重度なI型アレルギー反応の一つで、ほんの僅かなアレルゲンが生死に関わるアナフィラキシー反応(アナフィラキシーショック)を引き起こすことがある。
一酸化炭素中毒とは、一酸化炭素(CO)を高濃度に含んだ空気を呼吸することによって起る症状のこと。都市ガスの一部、自動車の排気ガス、石油ストーブの不完全燃焼、炭火、火災などが原因となる。 COは赤血球中のへモグロビン Hbとすばやく結合し、全身組織への酸素の供給を減少させ、組織の酸素欠乏を引起す。
応急処置とは、負傷や負傷などに対してのさしあたっての手当てを指す。厳密に言えば応急処置は救急隊員が行う行為と定義されているため、一般市民が行うものは応急手当と呼ぶことになっている。
黄疸とは、病気や疾患に伴う症状の1つで、身体にビリルビンが過剰にあることで眼球や皮膚といった組織や体液が黄染した(黄色く染まる)状態のことを言う。
皮膚に牽引力を働かせ、間接的に骨、関節の疼痛緩和、整復、安静を図る方法。
気道確保とは、呼吸に必要な酸素の通り道である気道の物理的な閉塞を予防、解除することにより窒息を予防し呼吸管理を行うための処置。心肺蘇生において、まず第一に行われる処置。
急性心不全(心臓喘息)とは、心臓のポンプとしての働きが急速に低下して、全身の血液の流れが滞る状態(うっ血)のこと。 心臓のポンプ機能のうち、肺から血液を吸い上げる力が低下することで肺にうっ血(肺胞の中に液体がしみ出してたまる)し、酸素交換が悪くなることから呼吸困難になる。
狭心症とは、心臓の筋肉(心筋)に酸素を供給している冠動脈の異常(動脈硬化、攣縮など)による一過性の心筋の虚血のための胸痛・胸部圧迫感などの主症状のことで虚血性心疾患の1つである。なお、完全に冠動脈が閉塞、または著しい狭窄が起こり、心筋が壊死してしまった場合には心筋梗塞と言う。
痙攣とは、不随意に筋肉が激しく収縮することによって起こる発作のこと。痙攣のパターンは多種多様であるが、大きく全身性の場合と体の一部分である場合とに分けられる。
高次脳機能障害とは、事故や病気などで脳に損傷を受けたことにより、注意・思考・記憶・行為などに困難が生じている状態。
在宅酸素療法とは、自宅に酸素供給機を設置し、必要時あるいは24時間、酸素吸入をすること。在宅酸素療法は、慢性呼吸不全患者の生命予後の改善などに役立っており、家庭での酸素投与によって在宅療養や社会復帰を可能にしている。費用については健康保険が適応される。
Home(在宅) Oxygen(酸素) Therapy(療法)の頭文字をとって、通称HOTと言う。
酸素欠乏とは、人体が酸素の濃度18%未満である環境におかれた場合に生ずる症状。一般の空気中の酸素濃度は約21%で、発症は個人差がある。酸素の不足に対して、最も敏感に反応を示すのは、脳の大脳皮質であり、機能低下からはじまり、機能喪失、脳の細胞の破壊につながり、非常に危険。
酸素中毒とは、超高分圧の酸素を摂取した場合、またはある程度高分圧の酸素を長期にわたって摂取し続けることにより、身体に様々な異常を発し最悪の場合は死に至る症状。
患者が医者に申し立てる症状のうちの、主要なもの。
食中毒とは、有害・有毒な微生物や化学物質等毒素を含む飲食物を人が口から摂取した結果として起こる下痢や嘔吐や発熱などの疾病(中毒)の総称。
心筋梗塞とは、虚血性心疾患のうちの一つで、心臓の筋肉細胞に酸素や栄養を供給している冠動脈血管に閉塞や狭窄などが起きて血液の流量が下がり、心筋が虚血状態になり壊死してしまった状態を言う。通常は急性に起こる「急性心筋梗塞 (AMI) 」のことを指す。心臓麻痺・心臓発作とも呼ばれる。
心筋マーカーには、心筋壊死・障害マーカー、心筋ストレスマーカー、プラーク不安定化マーカー、炎症マーカーなどがある。
心肺蘇生法とは、呼吸が止まり、心臓も動いていないと見られる人の救命へのチャンスを維持するために行う循環の補助方法。心臓マッサージを主に行い、熟練者は呼吸の補助方法である人工呼吸も行う。
心不全とは、心臓の血液拍出が不十分であり、全身が必要とするだけの循環量を保てない病態のこと。
手術により、骨折部周囲の骨にピンを串刺しにして、体外に出た部分を金属棒やレジン(樹脂)などで支持する方法。開放骨折などの際、損傷部への手術操作により感染リスクが高まる恐れのある時や粉砕骨折などに有用。
脱水とは、体内の水分の量が不足した状態を言う。
チアノーゼ とは、皮膚や粘膜が青紫色である状態を言う。
医学的には毛細血管血液中の還元ヘモグロビン(デオキシヘモグロビン)が5g/dL以上で出現する状態を指す。なお、貧血患者には発生しにくい(ヘモグロビンの絶対量が少ないために還元ヘモグロビンの量が5g/dL以上になり難いため)。
主な原因としては、
・呼吸器または循環器の疾患。
・静脈血の動脈血への流入。
・異常なヘモグロビン。
などが挙げられる。
キルシュナー鋼線を挿入し、骨に直接牽引力を働かせる方法。
低酸素血症とは、動脈血中の酸素が不足した状態を言う。高地滞在(低酸素環境下)や、呼吸中枢障害、神経筋障害、慢性閉塞性肺疾患などによる低換気などが、その原因として挙げられる。
症状としては、チアノーゼ、手足の冷感、不整脈(頻脈)、呼吸困難、不安感、言語障害、意識障害、視力障害などがある。また、肝機能障害、腎機能障害なども起こることがある。
トリアージとは、患者の重症度に基づき、治療の優先度を決定して選別を行うこと。トリアージュとも言う。
救急事故現場において、患者の治療順位、救急搬送の順位、搬送先施設の決定などにおいて用いられる。
熱中症とは、暑熱環境下において、身体適応の障害によっておこる状態の総称。脱水による体温上昇と、体温上昇に伴う臓器血流低下と多臓器不全で、表面的な症状として主なものは、めまい、失神、頭痛、吐き気、強い眠気、気分が悪くなる、体温の異常な上昇、異常な発汗(または汗が出なくなる)などがある。熱中症は死亡する事もある。
脳卒中とは、脳の血管が破れたり詰まることにより脳に血液が供給できなくなり、脳の組織が傷ついてしまう病気。いくつかの種類があるが、大きくは脳の血管がつまる「脳梗塞」と、脳の血管が破れて出血する「脳出血」や「くも膜下出血」に分けられる。
脳出血:脳の中の細かい血管が破れて出血する。
くも膜下出血:表面の大きな血管にできたコブ(動脈りゅう)が破れてくも膜の下に出血する。
脳貧血とは、脳の血液循環が悪くなって起る機能障害。ストレスなどに起因する血管運動神経のけいれんにより、脳の小動脈が収縮して起る急性の脳貧血と重症の貧血などいわゆる全身貧血症の部分症状として起る慢性の脳貧血とがある。
バイタルサインとは、「生命兆候」という意味の医学・医療用語である。
日本の医療従事者の間では、バイタルサインのことを「バイタル」と略して呼ぶことがある。
「バイタルサインの測定」と言う場合、通常、それらの兆候の中から血圧・脈拍数・呼吸速度・体温の測定を行っており、それらを数値で表す。
みんかん119はここが違う
民間救急車をお選びになるときは防振ベッド装置の寝台専用車をお奨めいたします。
乗り心地が違います。特に痛みのある方や県外転院するときなど長距離の移動に最適です。
救急豆知識
これまでの搬送実績
東京(都立病院, 国立がんセンター), 神奈川,横浜, 川崎, 千葉, 埼玉(さいたま市), 茨城, 群馬, 栃木, 山梨, 長野, 新潟, 静岡, 岐阜, 愛知, 三重, 富山, 石川, 福井,札幌市, 青森, 秋田, 岩手, 宮城, 山形, 福島, 郡山, 白河, 大阪, 京都, 兵庫, 神戸, 奈良, 和歌山, 滋賀, 山口, 熊本, 福岡, 長崎, 独立行政法人国立病院機構, 医科大学付属病院, 赤十字病院, 県立がんセンター, 市立病院, 市民病院, 済生会病院, 県立病院, 医療センター, リハビリテーション温泉病院
Copyright© 2006-2024 患者転院移送サービス みんかん119 All Rights Reserved. produced by coanet